単体テストと結合テストの違い

でじぼう

この記事はこんな人におすすめ！
・単体テストってなに？
・結合テストってなに？
・それぞれの違いは？

テストとは

テストとはプログラムを使う前に、その動作や機能が正しいかどうかを確かめる作業です。

テストを行わないと、プログラムには隠れた問題やバグが残ってしまい、正しく動かないことがあります。テストをすることで、これらの問題を見つけ出し、修正できるようになります。

テストデータに関しては、下記の記事で解説しています。ぜひご覧ください。

単体テストは、プログラムの中の1つの部分（関数やクラスなど）を、それだけを使ってテストすることです。

これは、1つのレゴブロックを取り出して、それが正しくはまるかどうかを確かめるようなイメージです。

プログラムは大きなパズルのようなもので、1つの部分がうまく動かないと全体も影響を受けます。単体テストを通じて、部品ごとに問題を見つけ、個別に修正できます。

単体テストの実例：電卓プログラム

■加算機能のテスト
テストケース：2 + 3
期待する結果：5（正しく加算されること）

■減算機能のテスト
テストケース：7 – 4
期待する結果：3（正しく減算されること）

でじぼう

電卓プログラムの中の、各機能ごとにテストしているので、単体テストだよ！

結合テストは、複数の部分が一緒に連携して正しく動くかを確かめる作業です。

これは、複数のレゴブロックを組み合わせて、全体の構造がうまくできるかを確認するようなイメージです。

プログラムは複数の部分で成り立っており、それらの部分が協力してこそ正しく動きます。結合テストによって、部品同士のやり取りや相性に潜む問題を見逃さないようにできます。

結合テストの実例：オンラインショッピングアプリ

■注文処理のテスト
・商品追加
　　テストケース：商品をカートに追加する
　　期待する結果：カートに商品が正しく追加されること

・注文確定
　　テストケース：カート内の商品を注文する
　　期待する結果：注文が正しく処理され、商品が購入されること

テストの範囲の違い
単体テストは1つの部分を、結合テストは複数の部分の連携をテストします。

チェックするポイントの違い
単体テストでは、部分の中身が正しいかを見ます。一方、結合テストでは、部品同士が協力して正しく動くかを確認します。

でじぼう

まめ知識

単体テストはUT

結合テストはIT

と現場では表現するよ！

プログラムを作る際には、単体テストと結合テストの両方が重要です。

小さな部分から全体の動作までを確かめることで、バグや問題を早めに発見できます。テストを通じて、より安定して動くプログラムを作り上げましょう。

でじぼう

お疲れ様でした！