データベース結合の基本:内部結合からN対Nまでの結合条件を理解しよう!

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こんにちは、でじぼうです。

データベースにおける結合操作は、関連するデータを結びつける上で非常に重要です。

この記事では、データベース結合の基本に焦点を当て、内部結合からN対Nの結合までの結合条件について詳しく解説します。

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この記事は下記のような方におすすめ!
・結合条件のそれぞれの違いがわからない

・N対Nとかってなんだろう

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内部結合とは

内部結合は、データベースにおいて2つのテーブル間で共有される共通の値に基づいて、行を結合する操作です。

内部結合では、結合条件を満たすレコードのみが結合されます。結合される行は、結合条件によって決まります。

内部結合は、主に関連するデータを結びつけるために使用されます。

外部結合とは

外部結合は、2つのテーブル間で行を結合する操作であり、結合条件を満たさない行も含めて結合します。

外部結合には、左外部結合、右外部結合、および完全外部結合の3つのタイプがあります。

左外部結合とは

左外部結合は、左側のテーブルの全ての行を含み、右側のテーブルと結合します。

結合条件に合致しない場合、右側のテーブルのカラムはNULL値となります。

右外部結合とは

右外部結合は、右側のテーブルの全ての行を含み、左側のテーブルと結合します。

結合条件に合致しない場合、左側のテーブルのカラムはNULL値となります。

完全外部結合とは

完全外部結合は、左右のテーブルの全ての行を含んで結合します。

結合条件に合致しない場合、該当するカラムはNULL値となります。

1対1の結合条件

1対1の結合条件は、1つの要素が他の要素と対応するという関係を表します。

この結合条件では、各要素が一意に他の要素と関連付けられます。


“顧客”テーブルと”電話番号”テーブルがあるとします。”顧客”テーブルには顧客の情報が格納されており、”電話番号”テーブルには顧客の電話番号が格納されています。

この場合、両方のテーブルの主キーとなる共通のカラム(例:顧客ID)を使用して1対1の結合を行うことができます。

顧客テーブル

顧客ID顧客名
   1         山田太郎      
2佐藤花子

電話番号テーブル

顧客ID電話番号
   1       090-1234-5678    
2080-9876-5432

上記の例では、顧客IDを基準にして両テーブルを結合することで、以下の結果が得られます。

結合結果

顧客ID顧客名電話番号
   1       山田太郎        090-1234-5678    
2佐藤花子080-9876-5432

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1対Nの結合条件

1対Nの結合条件は、1つの要素が他の要素の複数の要素と対応するという関係を表します。

この結合条件では、1つの要素は他の要素に対して一意であるが、他の要素は複数の要素に対して関連付けられる場合があります。


“部門”テーブルと”従業員”テーブルがあるとします。”部門”テーブルには部門の情報が格納されており、”従業員”テーブルには従業員の情報が格納されています。

この場合、”部門”テーブルの主キー(例:部門ID)が”従業員”テーブルの外部キーとなり、1つの部門に対して複数の従業員が関連付けられる1対Nの結合が行われます。

部門テーブル

部門ID部門名
    1        営業部    
2人事部

従業員テーブル

従業員ID従業員名部門ID
   1       山田太郎       1   
2佐藤花子
3鈴木三郎
4田中三郎

上記の例では、”部門ID”を基準にして”部門”テーブルと”従業員”テーブルを結合することで、以下の結果が得られます。

結合結果

部門ID部門名従業員ID従業員名
   1       営業部       1       山田太郎    
営業部鈴木次郎
人事部佐藤花子
人事部田中三郎

N対Nの結合条件

N対Nの結合条件は、複数の要素が他の複数の要素と対応するという関係を表します。

この結合条件では、1つの要素が他の要素に対して複数回関連付けられる場合があります。

N対Nの結合条件は、通常、中間テーブル(ジャンクションテーブルまたは関連テーブルとも呼ばれます)を使用して実現されます。


“学生”テーブルと”科目”テーブルがあり、それぞれのテーブルには学生と科目の情報が格納されています。しかし、1人の学生は複数の科目を取ることがあり、また1つの科目には複数の学生が在籍する可能性があるため、N対Nの関係です。

学生テーブル

学生ID学生名
    1        山田太郎    
佐藤花子
3鈴木次郎

科目テーブル

科目ID科目名
    1        数学    
英語
3物理

中間テーブル

学生ID科目ID
   1      1   
12
21
33

上記の例では、学生テーブル、科目テーブル、および中間テーブルを結合して、以下の結果が得られます。

結合結果

学生ID学生名科目ID科目名
   1       山田太郎       1       数字    
1山田太郎2英語
2佐藤花子1数学
3鈴木次郎3物理

上記の例では、学生IDと科目IDの組み合わせに基づいて結合が行われ、学生と科目の関係性が示されています。同じ学生IDまたは科目IDの組み合わせが複数ある場合、それぞれの組み合わせが個別の行として表示されます。

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おわりに

データベース結合の基本:内部結合からN対Nまでの結合条件を理解しよう!

データベース結合は、関連するデータを結びつけるための重要な操作です。この記事では、内部結合からN対Nの結合条件までをわかりやすく解説しました。

結合操作を通じて、異なるテーブル間の関連性を明確にし、必要な情報を取得できます。

基本をマスターすることで、データの関連性を理解し、ビジネス上の意思決定や洞察に役立てることができますので、理解を深めましょう!

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