でじぼうです。
Web開発で「API通信」が必要になったとき、よく出てくるのが axios
というライブラリです。
「fetchと何が違うの?」「結局どっちを使えばいいの?」
この記事ではそんな疑問に、未経験エンジニア向けにやさしくお答えします。

でじぼう
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axiosとは?
axios(アクシオス) は、JavaScriptでAPI通信(サーバーとのやり取り)を簡単に行うための外部ライブラリです。
たとえば:
- Webページを開いたときにユーザー情報を取得したい
- 入力フォームからデータをサーバーに送りたい
こういったときに axios
を使えば、シンプルなコードで通信が実現できます。
axiosは何ができるの?
axiosを使うと、以下のような操作が簡単にできます。
- GETリクエスト(データを取得)
- POSTリクエスト(データを送信)
- JSONデータの自動変換
- エラー処理(HTTPステータスも catch できる)
- タイムアウトやリトライの設定
- リクエストヘッダーの共通管理
axiosとfetchの違いは?
初心者にとって混乱しやすいのがここ。実は、JavaScriptには標準の通信手段として fetch
という関数もあります。
同じGET処理をaxiosとfetchで書くと?
// fetch版
fetch("https://api.example.com/users")
.then(res => res.json())
.then(data => console.log(data))
.catch(err => console.error(err));
// axios版
import axios from "axios";
axios.get("https://api.example.com/users")
.then(res => console.log(res.data))
.catch(err => console.error(err));
比較項目 | fetch | axios |
---|---|---|
JSON変換 | .json() が毎回必要 | 自動で変換、res.data ですぐ使える |
エラー処理 | 通信エラーしか catch できない | HTTPエラー(400, 500番台)も catch 可能 |
タイムアウト設定 | 自力でAbortControllerが必要 | timeout オプションですぐ設定可能 |
リクエスト共通化 | 毎回ヘッダー設定などを記述 | axios.defaults で一括設定可能 |
2025年の使用状況 | 学習・小規模開発に多い | チーム・実務では今もaxiosが主流 |
axiosとfetch どっちを使えばいいの?
✅️ 学習や練習なら fetch でもOK
ライブラリ不要で軽い
✅️ 実務やチーム開発なら axios をおすすめ
冗長な処理を減らせて、保守しやすく、失敗しづらい
2025年現在でも、ReactやVueなどの現場ではaxiosがよく使われています。
axiosの使い方
axiosインストール方法
npm install axios
# または
yarn add axios
基本的な使い方(GET/POST)
axiosを使って、サーバーからデータを取得(GET)・送信(POST)する例です。res.data
でサーバーからのデータにアクセスできます。
エラーが起きたときは .catch()
で内容を確認できます。
// GETリクエスト
axios.get("/api/user")
.then(res => console.log(res.data))
.catch(err => console.error(err));
// POSTリクエスト
axios.post("/api/user", { name: "太郎" })
.then(res => console.log(res.data))
.catch(err => console.error(err));
まとめ
- axiosは、JavaScriptでAPI通信を行うための便利なライブラリ
- fetchよりも書きやすく、実務で使いやすい工夫がたくさん
- 初心者はまず「GETでデータ取得 → .then(res.data)」を覚えればOK!
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