でじぼうです。
開発エンジニアが現場でよく見るステータスコードを、ピックアップして解説します!

この記事は下記の方がおすすめ!
- ステータスコードってなに?
- コードの意味があやふや
- コードをみて原因究明ができない
ステータスコードとは?
ステータスコード(HTTPステータスコード)とは、
Webブラウザやアプリがサーバーにリクエストを送ったとき、サーバーが返してくる「数字の返事」です。
例
・サーバーがエラーを起こしてる → 500 Internal Server Error
・ページがちゃんと表示できた → 200 OK
・ページが存在しない → 404 Not Found
というように、サーバーの状態や結果を3桁の数字で教えてくれる仕組みです。
ステータスコードはどこで確認できるの?
ステータスコードは、ブラウザの「開発者ツール(DevTools)」で確認できます。


【確認方法】
① F12
キーを押して「開発者ツール」を表示
②「Network」タブを選択
③ ページをリロード(F5)すると、通信一覧が表示される
④ 各リクエストの「Status」列にステータスコードが表示され
たとえば /api/user
の通信が 404
だったら、
→ そのAPIが存在しない or URLが間違っている、というヒントになります!
ステータスコードの分類
ステータスコードは、先頭の数字で意味が別れています。
先頭の数字 | 意味 | エラー? |
---|---|---|
1xx | 処理中 | ✅ エラーではない |
2xx | 成功 | ✅ エラーではない |
3xx | 転送(リダイレクト) | ✅ エラーではない |
4xx | クライアント側のエラー | ❌ エラー |
5xx | サーバー側のエラー | ❌ エラー |
1xx系のステータスコードは中間的な通知のため、通常の開発では目にする機会がほとんどありません。ブラウザやHTTPクライアントが内部で処理するため、ログや画面上に現れにくいのが特徴です。
成功を示すステータスコード
下記に、よく利用する成功を示すステータスコードをまとめました。
ステータスコード | 意味 | よくある場面 |
---|---|---|
200 OK | リクエストが正常に処理された | API通信や画面表示がうまくいったとき |
201 Created | 新しいデータがサーバー側で作成された | ユーザー登録・商品登録・投稿作成など |
204 No Content | リクエストは成功。ただし返す中身はない | 削除処理など(レスポンス不要) |
リダイレクト関係のステータスコード
下記に、よく利用するリダイレクト関係のステータスコードをまとめました。
ステータスコード | 意味 | よくある場面 |
---|---|---|
301 Moved Permanently | URLが完全に変更された | サイト移転、旧URL→新URL転送(SEO対応) |
302 Found | 一時的に別のURLにリダイレクト | ログイン後のマイページ転送、一時的なキャンペーン表示 |
304 Not Modified | 内容が変わっていないため再取得不要 | ブラウザがキャッシュを使って読み込みを高速化するとき |
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クライアント側のエラーステータスコード
下記に、よく利用するクライアント側のエラーステータスコードをまとめました。
ステータスコード | 意味 | よくある場面 |
---|---|---|
400 Bad Request | 送信されたデータが不正だった | フォーム送信時のデータ形式ミスなど |
401 Unauthorized | ログインやAPIキーが必要 | ログインしていない状態でAPIにアクセス |
403 Forbidden | 認証はできているが、権限がない | 管理者限定ページに一般ユーザーがアクセスしたとき |
404 Not Found | 指定されたURLに対応するページがない | リンク切れ、URLの打ち間違い |
409 Conflict | リクエスト内容が既存データとぶつかっている | 同じIDを持つユーザーがすでに存在する場合など |
422 Unprocessable Entity | 形式は合ってるが内容がダメ | バリデーションエラー |
サーバー側のエラーステータスコード
下記に、よく利用するサーバー側のエラーステータスコードをまとめました。
ステータスコード | 意味 | よくある場面 |
---|---|---|
500 Internal Server Error | プログラムのバグやサーバーの問題 | 処理エラーなど |
502 Bad Gateway | サーバーが別のサーバーから正常な返事を受け取れなかった | APIが落ちている、逆プロキシの不具合 |
503 Service Unavailable | 一時的にサーバーが利用できない | メンテナンス中、負荷過多 |
504 Gateway Timeout | サーバーの後ろ(APIなど)が応答しない | API応答が遅すぎる、外部システムが停止中 |
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